薪風呂と森のあそび場
健やかな心を育む家。
田んぼと山に囲まれた里山の風景の一角。
いぶし色の瓦に、漆黒の鎧張りの壁、
軒の垂木が美しい和風建築のお家があります。
そこで明るい笑顔で迎えてくださった奥様とご主人。
「漆喰と無垢の木でつくる、昔ながらの家がよかった」
日本の暮らしに寄り添う、実直で健やかな家を望まれていました。
(撮影 2022年10月、築7年)
「子どもにも”火を焚くこと”を出来るようになってほしい」と
お風呂は薪風呂を据えました。
「他のメーカーさんに言っても、大変ですよ、と理解してもらえなかったんです。
でも私は子どもたちが、何があっても困らないように教えたかったんです。」
生きていくうえで大切なこと、
暮らしを支える本質的なことを
子どもたちに伝えたいと思うご夫婦の、願いが込められた箇所が
お家の中にいくつもありました。
壁は無垢の音響熟成®木材とタイル張り、ホウロウのお風呂は
7年経つ今でもほとんど劣化せず、木の香り漂う素敵なお風呂でした。
「お風呂、すごくいいですよ!」
湯を張った時はさらに香りが立ち、心地よいことは想像がつきます。
毎日が温泉のような気分なのかなぁ。一度入ってみたい!
キッチンや家具なども、ほとんどを音響熟成®木材でつくらせていただきました。
無垢の木の家具は、味わいが本当に良いです。
リビング・ダイニングの天井に渡してあるうんていを
お嬢さんが渡って見せてくれました。
「実は物干しにも丁度よくて(笑)とてもいいです」
暮らしやすいように、自分たちらしく整え、
楽しんで暮らしていらっしゃる様子がうかがえました。
人懐っこく、学校のこと、今好きなもののことなど
色々お話してくれるお嬢さんに癒されながら、
「子育てと家」について深く考える機会にもなりました。
素敵なお時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
スキーをされるご家族。スキーの道具をしまう専用の納戸をつくりました。
トイレは子どもたちが和式も使えるように、両方を据えました。